課題に応じたオーダーメイドの研修で、効果的な人材育成を｜株式会社倉敷ケーブルテレビ様

活用サービス：講師派遣・人事コンサルティング

地域密着の情報を届ける有線テレビ放送事業と、地元の情報インフラを支える電気通信業の2つの事業を通じて、地域にとって欠かせない存在となっている倉敷ケーブルテレビ様。
同社では数年前から新卒採用を再開しており、会社の次世代を担う若手の人材育成に力を入れている。
また、年次に応じた社会人としての意識醸成を目的に、キャリアプランニングの講師派遣サービスを導入している。
総務部を統括している小川様に、講師派遣サービスを利用している理由のほか、
現在どのように人材育成をおこなっているのかなど、お話を聞かせていただきました。

―まず、小川様の担当業務を教えていただけますか？

経理、人事、財務、庶務、情報セキュリティーなどをまとめて総務課で担当しており、私はそのすべての取りまとめをしています。
人事課や経理課などのように、部署を細かく区分けする会社もあると思うのですが、弊社では総務課で一本化しています。

元々は経理課と総務課で分かれていたのですが、その枠を取り払ったことで、経理担当が人事の業務をサポートしたり、
庶務的な仕事をみんなでシェアしたりと、業務の効率を上げることができています。
さらに電子化を推進するなど、より効率を上げていった結果、最少の人数で業務にあたることができています。
人材育成に関しても、総務課内で年齢分布の偏りがあまりないので、バランスよくそれぞれの先輩が後輩を指導できるようになっています。

丁寧なヒアリングにより、課題に応じた最適な研修プログラムを提供

―現在、キャリアプランニングの講師派遣サービスを利用されていますが、その理由を教えていただけますか？

各部署でOJT研修（※1）はしているので、業務に関するスキルアップはできていると思います。
ですが、 “社会人として／組織で働く人間として／リーダーとして” 、といった社会人としての意識に関してはOJTの中ではなかなか学べないところがあります。
弊社で教えていくのには限界がありますし、世の中のスタンダードな知識やスキルを正確に習得するためにも、外部講師にお願いする方が良いと思い利用しています。

（※1）「On-the- Job-Training」の略で、仕事の現場でおこなわれるものであり、実際に仕事をしながらおこなうトレーニング

―講師派遣サービスを継続して利用されているのはなぜでしょうか？

その時々の課題に対して最も適した講師を派遣してくれるからですね。
それは、キャリアプランニングの担当者が弊社の課題に対して丁寧にヒアリングをおこなってくれるからだと思います。
どのような研修をすればいいかイメージが固まっていない状態で相談しても、いろいろと提案してくれて、最適なプランに導いてくれます。
弊社の社風や、過去におこなった研修をきちんと把握しているからですね。

あとは、研修にもトレンドがあるので、3年前の内容では通用しないことがあります。
新卒の採用に関しては特にそう感じます。
やはりプロの講師は非常に詳しいですし、“今” 学ぶべき内容について研修をおこなっていただけるのも継続して利用している理由です。
また、若い世代の社員には将来活躍する人材になって欲しいですし、それ以上の世代の社員には、働きがいや生きがいを見つけて欲しいと思っています。
だからこそ、会社の課題に合った研修をおこなうことが大切ですね。

研修を継続することで、会社全体の意識向上を目指す

―人材育成に関して、現在何か課題はありますか？

若手の育成です。数年前、10年近く新卒採用をおこなっていなかったために一番の若手が30代という、会社にとって危機的な状況になってしまいました。
そこで3年前から新卒採用を再開しました。現在、新卒者が徐々に育ち始めていることもあり、今後将来を担う人材をどう育て上げていくのかが大きな課題です。

また、その年次で身につけるべき能力があると思うのですが、入社何年目にどんな研修が必要なのか、今のところあまり体系立てておこなえていません。
弊社はあまり人事異動がないので、同じ部署に在籍し続けることで、その部署でのルールが基準となってしまいがちです。
そうなると組織を形成するなかで、弊害が起きてしまうこともあります。
専門的な技術力が高いことももちろん大切ですが、同時に社会人としての意識も伴っていかないといけません。
バランスよく総合的な能力を伸ばすためにも、その年次に応じたプログラムを体系立てておこなう必要があると思っています。

―最近ではどのような研修で講師派遣サービスを活用されていますか？また、実際に効果はいかがですか？

弊社ではメンター制度（※2）を取り入れているのですが、講師派遣サービスを活用して、メンターとなる先輩社員を対象に事前研修をおこなっています。
研修を通じて、メンターとしての自覚を促すのが目的です。先輩としてしっかりしなきゃという意識の切り替えができるので、必要な研修だと思っています。
意識が変わったという人が少しずつ増えていくことで、会社全体が良い方向へ変わっていって欲しいと思っています。

研修後は、月に一回はメンターと新入社員とで面談をしてもらい、話せる範囲で上長にフィードバックしてもらっています。
その中で解決すべきことがあれば人事の方でも対応を検討していくという流れです。
適切な事前研修を実施することで、メンター制度がうまく機能するようになってきたと思います。

（※2）相談役となる先輩社員（メンター）が後輩（メンティー）のサポートをおこなう制度

社風を理解したうえでのきめ細かい提案

―最後にキャリアプランニングのサービス導入を検討されている方へメッセージをお願いします。

キャリアプランニングは地元の企業ということで、この地域独特の文化をよく知っているので、とても安心感があります。
弊社と付き合いが長いので、弊社の雰囲気や社風をよく分かったうえ、いろいろな提案をしてもらえるのは非常にメリットとして感じています。
講師派遣についても、きめ細かく提案していただけることで、当初こちらで想定していたことよりもさらに良い方向へ向かうこともあるので、大変ありがたいです。

掲載情報は、2021年1月時点の情報です。

［会社概要］
株式会社倉敷ケーブルテレビ
事業内容　倉敷市、総社市、玉野市をエリアとする有線テレビ放送事業及び電気通信事業
所在地　〒710-0803 岡山県倉敷市中島2661-1
ホームページ　https://www.kct.co.jp/
従業員数　約100名